香山哲のファウスト <<1_2>>

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【第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門・審査委員会推薦作品】「お前はラッキーなんだ。お前には才能がある」「社会でそれが使えた事など無いだろうが、今それが必要なのだ」「それがお前を…神に変えるのだ」

懐力を試すとき、ベータ世界の扉は開く。80年代ミドルクラスオアダイ。つまりそれは諦めではなく客観である。なぜなら僕らは死ぬ時も、ふっかつのじゅもんを覚えているから。
これはあなたが知らないファウスト。ゲーテも知らないファウスト。手塚治虫も知らないファウスト。
香山哲の、ファウスト。
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※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・場所とは一切関係がありません。
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「諸君は夢を見るべきではないだろう。自らの社会との齟齬は社会訓練で解決したまえ」
団塊Jrと氷河期世代に贈るレクイエム。キミはここに描かれる物語を、いつか戦後のように思い出す。

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